1947-12-08 第1回国会 衆議院 国土計画委員会 第34号
○飯島説明員 八幡平、岩手山、田澤湖を含む一帶が、各種の原始的な景觀や温泉に富み、特異な風景地であることにつきましては異存のないところでありまして、國立公園の有力な候補地の一つと考へております。しかしながら本地域は調査が未了でありますので、なるべく近い将来に實施調査をいたし、國立公園委員會の意見を徴しまして善處いたしたいと存する次第であります。 —————————————
○飯島説明員 八幡平、岩手山、田澤湖を含む一帶が、各種の原始的な景觀や温泉に富み、特異な風景地であることにつきましては異存のないところでありまして、國立公園の有力な候補地の一つと考へております。しかしながら本地域は調査が未了でありますので、なるべく近い将来に實施調査をいたし、國立公園委員會の意見を徴しまして善處いたしたいと存する次第であります。 —————————————
○飯島説明員 佐渡彌彦一帶は日本海岸における特殊の景觀地であり、特に暖流、寒流の交錯する海域にありますので、暖帶性、寒帶性、植物郡落の交錯、特色ある文化等を有し風景の保護利用の措置を講ずる必要があると認められるので、實地調査の上、國立公園委員會の意見も聽きなお十分研究すべきものと考へているのであります。 —————————————
○生方委員 本請願は、上信越國境に連なります觀光地帶を包含した三國山脈は、すでに厚生省でも國立公園の候補地にしておるのでありますが、わが國を代表する風景地で、國際觀光地として好適であるだけでなく、國民保健地としても適切なる條件を具備し、かつ交通便利なるため、四季を通じて多數の觀光客に利用されておりますので、この天與の景觀を保護し開發するため強力なる指導を必要とするので、速やかに國立公園に御指定願いたいというのであります
○石神説明員 三國山脈一帶の地は、ただいま御説明のありましたように淺間山、白根山、谷川嶽等の山脈を含む廣大な大自然の景觀でございまして、輕井澤を初め、志賀高原等は國際觀光地に現に利用されつつありますし、また御説のように草津その他のたくさんの温泉地を含んでおります。
伊豆は古くから温泉の國として宣傳せられ、内外の遊客に親しまれておりますが、國立公園指定により、その景觀に適切な保護を加え、併せて開發的施策がなされるならば、ますますその長所が發揮せられ、意義づけられるものがあると思われます。また戰後における國立公園配分の基礎はその利用性が相當重要視さるるやに仄聞しますが、伊豆半島はその利用期間が四季を通じて行われるる點。第一の特色とされます。
○三木(行)政府委員 伊豆半島の景勝地たることにつきましては、ただいま御説明の通りでありまして、當局といたしましても景觀上、利用上、あるいは保健上その他の點におきまして、國立公園の選定條件に合致しておると信じておるのであります。從いましてこれは國立公園の候補地といたしまして、目下調査を急いでいる次第であります。
個個に景勝を求めますならば、あるいは白砂青松、長汀曲浦、あるいは奇岩快勝、特に龍ヶ岳から見ますと、不知海に浮びますところの梅島、竹島、御所浦等無數の形おもしろき島の景觀と眺望はスイスの湖畔にもまさると田村風景博士は稱しているようであります。まさに今申し上げたことく、日本各地の代表的景勝を一島に集めているのであります。
○飯島説明員 國立公園は御承知のごとくわが國土の精髄として、優に世界に誇示するに足りまする大景勝地を國立公園として指定いたしまして、その間に學術上の資料を國民に徹底せしめますと同時に、その日常體驗し得がたい自然景觀を通じて銘感を受けしめ、保健、休養、教化に資しますと同時に、ひいては外客を誘致いたしまして、國際親善の目的を達成させる目的で設定されておるわけでございます。
個々に景勝を求めますならば、あるいは白砂青松、長汀曲浦、あるいは奇岩怪礁、高きに登れば展望の美に浮世を忘れ、豪壯の氣はおのずから日本文化の發祥、昇天の氣となり、低きに遊べば磯打つ波に塵界を忘れ、思索の世に立つ日本各地の代表的景勝を一島に集めた景觀の土地であります。
その地域が狭小であります點と、又尚その周圍に宍道湖、中ノ島、島根半島、隱岐島というような日本海岸の風景を代表する傑出する景觀地を控えておりますので、且又この地方は對外的にラフカヂオ・ハーンが國際的に紹介されておる關係もございますので、日本の將來の保健その他國際親善の機能を國立公園を通して發揮させる場合に相當利用價値のあるものと考えまして、現在當局におきましては、大山國立公園の區域を中ノ島、宍道湖、島根半島
御承知の通りわが國は世界獨得の火山國であり、また南北に長い島國でもありますために、その地形氣候あるいは動植物等、かくほうめんにわたりまして、きわめて豊富な風景要素を集めておりますので、山岳、湖沼、河川、海岸というふうな面に、變化極まりなき景觀を到るところに展開している次第でございます。